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あなたの歯はどのタイプ?
ヘンゼルとグレーテルが夢中でかじりついたお菓子のお家は、たっぷりのチョコやクッキーやキャンディでできていた。お菓子を食べふけっていたおかげで、2人は魔法使いのおばあさんにまんまとつかまってしまった。ヘンゼルとグレーテルもまた、根っからのsweet
toothの持ち主(大の甘いもの好き)だった訳だ。子どもはみんな甘いものが大好き。あの2人の歯が甘いものでできていたら、魔法使いの罠にはまることもなかったかもしれないのに。
甘いものには、ニコチンほどではないにせよ、やめられない常習性がある。特にチョコレートにはPEA(フェニールエチルアミン)という成分が、少しだけど含まれている。このPEAは、恋愛に陥っていると脳内から自然とでてくるロマンティックなホルモン。このホルモンのおかげで幸福感にひたれるわけで、チョコだけ食べていたら幸せ!という気分はこのホルモンの作用のせいなのかもしれない。
チョコや甘いものを食べていると脳内物質がでてきて、とっても幸せ。でも食べ終わると、脂肪として蓄えられてとっても不幸。つかのまの至福感も、どうせただのホルモンの作用なんだから、と自分に言い聞かせてもやめられないのが人間の不条理なところ。どうせなら、自分の歯が甘いものでできていたならいいのに。いつでも歯をかじるだけで幸福感が味わえて、いうことなしではないか。
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