完全にコンピュータ制御化した惑星、地球。
文明は発達し、もはや他惑星への侵略は目前に迫っていた。

そんなある日、通信衛星は未確認物体を発見した。
未確認物体には生命反応がない。

科学者たちは早急に通信衛星を通して調査し、その驚くべき実体を知った。

その物体は自ら特殊な磁波と重力を発生させながら移動しているのだ。
物体は無数に存在しているが、発生源は不明。

そして、科学者から2つの調査結果が発表された。
1つは、この未確認物体 −META− は、複数の同じ波長(波長により変色している) のものが十字形に連なった瞬間、その自ら発する特殊なエネルギーにより グラビティホール が 発生し、その META は消滅するということ。

もう1つは、この META が波長に関係なく、多数連なり、集まった瞬間に 巨大なグラビティホールが 発生し、その強力なエネルギー放出により地球の全コンピュータが誤作動を起こすこと。

今、地球からコンピュータが全て破壊されるということはすなわち、人類の文明消滅を意味することになる。

この重大な危機を解決すべく、科学者たちは総力をあげて、対METAマシーンを作り上げた。

Cross Control Machine である。

この機械により、META をある程度動かすことが出来るようになった。
これで、人間の手で META を十字型に −Cross− させ、消滅させることが可能となった。

ただし、この CCM にも META に近い性能があり、この機械自ら重力を発するために META を 引き寄せることになってしまった。

それを解決する為に用意されたのが、 −Silver Meta Wall− である。
この SMW さえあれば、META と CCM の直接的な衝突は免れる。
と同時に、META との戦闘の場が限られることにもなってしまった。

CCM のパイロットは、志願する輩全て任命された。
META は無数に存在する為、完全に消滅させる為の手段を考える時間が必要であり、 その時間稼ぎとして CCM を発進させる、という作戦らしい。

−ここに、新たなる戦争の形が生まれる−