- 第8話 - 「ケンドー娘の竜宮伝説・夢かな」
 景太郎が持っていた古いTVゲームで盛り上がる面々を、素子は一人、その輪の外側から眺めていた。素子は、グルーピーの一人である菊子に忠告される。最近、平常心を失いつつあるのではないか。それは、やはり男と暮らすことに問題があるのではないか、と。神社の境内で座禅を組み、瞑想する素子。「やはり追放しかあるまい。私が私であるためには…」景太郎を力ずくで追い出そうと心を決め、素子はひなた荘へと急ぐ。景太郎は、ゲームが終わらずに疲労困憊だった。倒れるように素子に抱きつき、そのまま寝てしまう。その時、突然目の前にドレス姿で現れるなる。呆然とする素子の前で、なるは竜宮大魔王なる男にさらわれてしまうのだが…。