VRMLで作られたものは、ダウンロードやレンダリングに 時間がかかると言われています。また、VRMLでこった物 を作ろうと思っても、手書きでVRMLを書くのは至難の業 ですね。そういった悩みにできるだけ対処しましょう!!
VRMLを手書きで作ろうとしている、殊勝な心がけの人 は読み飛ばして下さい。凝ったものを作ろうとするとき にはどうしても、オーサリングツールが必要になります。 わかりやすく言うと、プログラムを直接書くことなくマ ウスのドラッグ&ドロップなどの作業で、三次元の空間 を作り、それをソフトでVRMLに変換してしまうのです。
僕が現在使っているソフトは、VHSBというソフトです。 VHSBは「バーチャル・ホーム・スペース・ビルダー」 の略です。詳しい情報は以下を参考にして下さい。
その他のオーサリングツールを下にあげておきます。
初めて画像関係を扱う人にはオーサリングツールをいき なり使ってしまうことをお薦めしますが、前からAdobe Illustratorなどといった物を使い慣れている人には、 これらのツールでできあがった物をコンバーターを介し てVRMLフォーマットにすることができます。コンバータ ーについては、僕自身使っていないため詳しい情報がわ かり次第アップします。
テキスチャーとはVRML内で使われている画像ファイル などのことと理解して下さい。画像ファイルは大変に Web上では大きくて、ダウンロードに時間がかかります。 そこでVRML内で使われている画像ファイルをできるだけ 共有してしまうのです。
例えばVRMLで家を作ったとします。家にはたくさんの 壁がありますよね?部屋ごとに壁を変えるのもいいの ですが、それですと画像ファイルがどうしても大きく なってしまいます。従って、壁に同じ画像ファイルを 使ってしまえば、ダウンロードにかかる時間を削減す ることができますね。
VRMLではHTMLと同じく、画像ファイルの大きさの調節 ができます。ということは、大きな画像ファイルを使 う必要はないわけなんです。解像度を要求されない、 例えば壁紙のようなものは加工して小さくしてしまい ましょう。サイズを小さくすることで、当然ファイルの 大きさも小さくなります。画像ファイルを加工するには Photo ShopやPaint Shop Proなどを使うと良いでしょう。 Windows標準のペイントブラシでは、扱える画像ファイル の種類に限度があることと機能にちょっと物足りなさを 感じます。
BMPではどうしても、ファイルとして大きくなりがちです。 そこで全てのBMPをGIFに変換してしまいましょう。変換 することで、サイズはかなり縮小することができます。
ポリゴンとは、繋ぐとある面の縁を形成するような 頂点リストの事です。何のことかさっぱりわかりま せんね?ようするに、複雑な物を作り込まないとい うことです。例えば、家をVRMLで記述します。する と、家には部屋がいくつもあるので当然ポリゴンの 数は増えます。ポリゴンの数が増えると必然的に レンダリングに時間がかかってしまいます。それを さけるために、家を一つのVRMLで書くのではなく、 部屋ごとにVRMLファイルを作り、それをお互いに リンクさせてしまえば良いのです。そうすることで レンダリングの時間や、ダウンロードの時間を削減 することができます。
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