Technique about VRML

VRMLで作られたものは、ダウンロードやレンダリングに時間がかかると言われています。また、VRMLでこった物を作ろうと思っても、手書きでVRMLを書くのは至難の業ですね。そういった悩みにできるだけ対処しましょう!!

目次

オーサリングツールを使う

VRMLを手書きで作ろうとしている、殊勝な心がけの人は読み飛ばして下さい。凝ったものを作ろうとするときにはどうしても、オーサリングツールが必要になります。わかりやすく言うと、プログラムを直接書くことなくマウスのドラッグ&ドロップなどの作業で、三次元の空間を作り、それをソフトでVRMLに変換してしまうのです。

僕が現在使っているソフトは、VHSBというソフトです。VHSBは「バーチャル・ホーム・スペース・ビルダー」の略です。詳しい情報は以下を参考にして下さい。

VHSB日本語版
for WINDOWS3.1, WINDOWS95, WINDOWS NT
販売元: ピープルワールドでサポートしてます
VHSB英語版
for WINDOWS3.1, WINDOWS95, WINDOWS NT
販売元: ParaGraph (USA)

その他のオーサリングツールを下にあげておきます。

Virtus WalkThrough Pro
Virtus VR
販売元: Virtus Corporation

Community Place Conductor(Under development)
販売元: SONY Corporation

GWEB
販売元: Virtual Presence Ltd.

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コンバーターを使う

初めて画像関係を扱う人にはオーサリングツールをいきなり使ってしまうことをお薦めしますが、前からAdobeIllustratorなどといった物を使い慣れている人には、これらのツールでできあがった物をコンバーターを介してVRMLフォーマットにすることができます。コンバーターについては、僕自身使っていないため詳しい情報がわかり次第アップします。

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テキスチャーの共有

テキスチャーとはVRML内で使われている画像ファイルなどのことと理解して下さい。画像ファイルは大変にWeb上では大きくて、ダウンロードに時間がかかります。そこでVRML内で使われている画像ファイルをできるだけ共有してしまうのです。例えばVRMLで家を作ったとします。家にはたくさんの壁がありますよね?部屋ごとに壁を変えるのもいいのですが、それですと画像ファイルがどうしても大きくなってしまいます。従って、壁に同じ画像ファイルを使ってしまえば、ダウンロードにかかる時間を削減することができますね。

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画像ファイルの縮小

VRMLではHTMLと同じく、画像ファイルの大きさの調節ができます。ということは、大きな画像ファイルを使う必要はないわけなんです。解像度を要求されない、例えば壁紙のようなものは加工して小さくしてしまいましょう。サイズを小さくすることで、当然ファイルの大きさも小さくなります。画像ファイルを加工するにはPhoto ShopやPaint Shop Proなどを使うと良いでしょう。Windows標準のペイントブラシでは、扱える画像ファイルの種類に限度があることと機能にちょっと物足りなさを感じます。

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BMPからGIFへの変換

BMPではどうしても、ファイルとして大きくなりがちです。そこで全てのBMPをGIFに変換してしまいましょう。変換することで、サイズはかなり縮小することができます。

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ポリゴンの数を減らす

ポリゴンとは、繋ぐとある面の縁を形成するような頂点リストの事です。何のことかさっぱりわかりませんね?ようするに、複雑な物を作り込まないということです。例えば、家をVRMLで記述します。すると、家には部屋がいくつもあるので当然ポリゴンの数は増えます。ポリゴンの数が増えると必然的にレンダリングに時間がかかってしまいます。それをさけるために、家を一つのVRMLで書くのではなく、部屋ごとにVRMLファイルを作り、それをお互いにリンクさせてしまえば良いのです。そうすることでレンダリングの時間や、ダウンロードの時間を削減することができます。

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