魔法入門

よし、みんな聞いてくれ。ギルドマスターから、君たちは「実践型」の生徒だと聞いてる。だから今日は、退屈な座学は抜きにして、魔法の基本を実際に体験しながら学んでもらう。遠慮はいらないよ。ギルドには現場で動ける魔術師が必要なんだ。君たちみたいな若い見習いには、そういう訓練をしてもらうことになってる。

というわけで今日は、魔法の使い方を一から教えていくよ。
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■呪文を学ぶ

魔法の第一歩は、呪文を覚えることから始まる。といっても、魔法書を読むのは「パルミア・タイムス」をめくるみたいに簡単じゃない。読み書きの力が試されるし、魔法文字を読み間違えたときの代償は、ゴシップ記事の誤読どころじゃ済まないんだ。

今回は、最も基本的な魔法書「魔法の矢」を持ってきた。順番に回すから、みんな一度読んでみてくれ。読み書きの力が上がっていけば、もっと複雑な魔法書にも挑戦できるようになるぞ。
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…読めたかな？ 呪文を記憶したら、もう君たちは初めての魔法を使う準備ができている。ただ、注意してくれ。魔法を唱えると、暗記した呪文は少しずつ消えていく。一度に全部忘れるわけじゃないけど、記憶を更新しないと完全に忘れちゃう。

これが、魔術師たちが「ストック」と呼んでいるものさ。つまり、覚えた魔法を何回唱えられるかってことだね。「暗記」もスキルのひとつだ。魔法書を読めば読むほど記憶に残りやすくなって、1回の読書で得られるストックが増えていく。

簡単なサイクルだろ？
魔法書を読む → ストックが増える
魔法を唱える → ストックが減る
これなら子どもでも分かる！
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え？ 魔法書が高いって？ まあね。でも、ストックが切れたときでも、「覚醒夢」のフィートを持っているなら、夢の中で簡単な魔法を覚えることができる。訓練された魔術師なら、夢でより上位の魔法のストックを得ることもできる。これは上級者にとって欠かせない技術で、初心者がオレンを節約するのにも役立つよ。

……はいはい、魔力の源は赤髪の公爵だよ。これ以上の質問は禁止な。


■呪文を唱える

さて、魔法を覚えたら、次は実際に唱えてみよう。そこの君、後ろのほう！ 出てきて、あの木人に向かって魔法の矢を唱えてごらん。
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…うん、失敗か。気にするな。魔法は練習を重ねることで上達するんだ。呪文を唱えるたびに、その魔法に慣れていって「魔法レベル」が上がる。これによって、成功率や威力が上がっていく。

各魔法は特定の能力値と結びついていて、その能力が高いほど魔法レベルも上がりやすい。失敗しても魔法レベルはちゃんと上がるから、気にせずどんどん唱えてみよう。

ただし、魔法を唱えるには軽装がベスト。以下のような状態だと詠唱にペナルティが入るぞ：

・重装備
・盾の装備
・武器の二刀流
・騎乗中
・寄生されている状態（共存術）
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重い鎧や盾を装備していると、詠唱成功率の上限自体が下がってしまう。ただし、そういったペナルティを打ち消すフィートもあるから安心してくれ。あと、「朦朧」や「混乱」といった状態異常も詠唱に悪影響を与えるぞ。

ただ、究極的には、スキルと能力を鍛えれば、どんなペナルティも乗り越えられる。いいな？　じゃあ全員、木人の前に並んで、ストックが尽きるまで魔法の矢を試してみよう。


■MPについて

…そこの君！ 顔色が悪いな。座って、これを飲んで。
…ふう、大丈夫そうだな。
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ふむ、マナ切れを起こしたんだな。ストックとは別に、魔法にはMP（マナ）も必要なんだ。MPがない状態で無理に呪文を唱えると、「魔法の反動」が起きてダメージを受ける。初心者でも1回くらいの無理なら何とかなるけど、MPがマイナスになればなるほど痛みも増す。

命がかかってるなら無理してでも唱えるべきだけど、普段から油断してると痛い目を見るぞ。
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■本日のまとめ

・魔法書を読むか夢を見て、魔法のストックを得る
・魔法を唱えると、ストックとMPを消費する
・装備や状態、状況によって詠唱に支障が出る
・魔法を唱えるほど魔法レベルが上がり、威力と成功率も向上
・MPがなくても魔法は使えるが、反動で自分がダメージを受ける

今日の魔法入門授業、楽しんでもらえたかな？ 君たちのクラスでは、こういった実技授業を定期的に行う予定だから、楽しみにしておいてくれ！
