週刊冒険者 第5号 《濡れ》,特派員オリン,10,1

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今日はミフの冒険者ミユキに同行し、予算の限られた新米冒険者向けの裏ワザを学ぶことにする。さあミユキ、持ってきた物を紹介してくれないか？

「えっと…ユキちゃん、お金ないから、簡単な物しか持ってこなかったの…。包帯と、ペットのごはんと…ジョウロ…」

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ジョウロ？ 家庭で使うあの？ これは興味深いな。

「笑わないで！ ユキちゃん、このジョウロに何度も助けられてるんだから！」

そうか、ふふふ、ではそれがどう役立つのか、ネフィアで見せてもらおうじゃないか。

ミユキは遺跡に足を踏み入れた。

そこに現れたのはファイアハウンド！ ミユキはジョウロの水を自分にぶっかけ、びしょ濡れのまま突撃した。

「グルルル…！」
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巨大な火炎がミユキを包む。しかし濡れていたおかげで火の威力は弱まり、持ち物も無事だ。耐火ブランケットなんて持っていないのに、この通りだ。

ファイアハウンドは攻撃が効かず、あっけなく討伐された。どうやらジョウロは本当に役立つらしい。

次にやってきたのはホットガイ！

ミユキが素早く水を浴びせる。

「フォーーーッ！」
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濡れたホットガイは自爆できず、そのまま安全に撃破。ジョウロ、再び大活躍だ。

暗がりから飛んできたポーション！ ミユキは避けたが、投げた魔物の姿は見えない。

そこでジョウロを手に取り、辺り一面に水を撒く。床は水浸しになり、そこを踏んだカボチャが姿を現した。

見つけた！ ミユキは銅の短剣で斬りつける。

「やぁっ！」

濡れているため、短剣の雷撃が威力を増し、カボチャは感電して倒れた。
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三度もミユキを救ったジョウロ。日用品も使い方次第で立派な武器になるのだと実感する。

……おっと、ミユキちゃんが罠を踏んで壁に埋まってしまった！ 幸い怪我はないが、半分穴にハマって抜け出せないらしい。

「ねえ、記者さん…カバンからジョウロ取ってくれない？」

わかった、わかった。…って、どこに行くんだ私！？

「きゃあ〜♡ すべる〜♡」


<i>……次号はヨウィンの名高い厩舎から、騎乗が冒険者にどう役立つかをお届けするぞ！</i>
